9月例会「パトリモワンヌ (patrimoine)としての京町家 ―過去・現在・未来をつなぐ都市住宅」
9月例会「パトリモワンヌ (patrimoine)としての京町家 ―過去・現在・未来をつなぐ都市住宅」
日時:2025年9月15日(月祝)14:00 -15:30
会場:京町家再生研究会本部(オンライン併用 )
講師:山口玲菜(高等研究実習院―PSL研究大学 歴史・文献学研究科, 博士課程(フランス))
参加者:本部23名、オンライン5名(合計28名)
フランスの大学で、極東アジア学・文化遺産学の観点から京町家の研究をされている山口玲菜さんにお話をお聞きしました。「パトリモワンヌ」とは、「文化財」、「文化遺産」という言葉では表現することの難しい概念で、「将来に継承されるべきものやことを指すコンセプト」であるそうです。
山口さんは、二年間の京都でのフィールドワーク中に、京町家再生研究会員としてほぼすべての例会やシンポジウム、設計塾、京町家設計オタク塾にも参加してくださりました。
その中で、①「京町家」は、町家の遺産化の所産であり、「将来に継承されるべきもの」(パトリモワンヌ)と位置づけられること、②「再生」は京町家を現在の空間・時間に再び繋ぐ遺産化の行為の一つと言えること、そして、③京町家の継承のためには、「再生」自体の評価も重要ではないか?という問いかけをいただきました。これからフランスに戻り、さらに一層研究を深められるとの事です。
パトリモワンヌという概念を勉強させていただき、また若い研究者が、京町家の未来について真剣に考えている事に、感動させていただいた例会となりました。

